試合も交流戦初タイトルも決めた。雨天中止による振り替えで交流戦最終戦となった6月19日の
ヤクルト戦(神宮)。3点のリードを6回に逆転され、迎えた8回だった。上林誠知外野手が外角高めの真っ直ぐにうまく反応すると、打球はぐんぐん伸びていき左翼席に飛び込んだ。「感触はあったけど弾道が低かったので全力で走った。歓声を聞いて入ったなと」。スタンドインを確認すると笑顔がこぼれた。この逆転2ランで2年連続の2ケタ本塁打に到達した。
6月に入り本塁打量産中だ。交流戦7ホーマーは12球団でトップ。上林にとってうれしい初の“栄冠”だが、なにより左投手からの一発が増えたことは自信につながっている。リーグ戦再開へ、状態は良い。