本来ならチャンスをつぶしてしまうところだった。6月26日の
DeNA戦(横浜)の7回一死一、三塁の先制の場面で打席に立った陽川尚将内野手。中継ぎのエスコバーの155キロの真っすぐに差し込まれ一塁ファウルフェンス近くのフライに。これを一塁の中川が落球し、仕切り直しとなった。
「相手のミスもあり、もう1度チャンスをもらったので犠牲フライでも1点、という気持ちで思い切って打ちました」と次の同じ155キロを今度は差し込まれることなくバックスクリーンへ決勝の3ランを叩き込んだ。「威張っていけ、打席に。『陽川様のおなーりー』ってな」と金本監督に後押しをされていただけに価値ある一発となった。