阪神に2連敗で迎えた6月28日の同カード(横浜)は、なかなか期待に応えることができていなかった今永昇太投手が今季最長の7回を投げ、2失点と復調の兆しを見せた。しかし、9回の山崎康晃投手の一塁悪送球をはじめ、野手のミスがことごとく失点につながり、3連敗(2対3)。借金は最多の「6」にふくれ上がった。試合後、いつもは前向きなラミレス監督も「この3連戦、すべてミスが失点に直結して落とした。初めて見た」と肩を落とした。

　どん底のチーム状況を変えるべく、故障離脱中のロペス内野手が一軍復帰したが、それがそのままチームに浮上につながるほど甘くはない。指揮官の大胆な舵取りが必要な時期に来ている。