もう“鬼門”とは呼ばせない。
楽天は7月10日の
オリックス戦(山形)で逆転勝ちを収め、連敗を2でストップした。これまで山形での主催試合は7戦全敗だったが、連敗を止める初勝利をマーク。これにより東北全県勝利を達成した。
勝利の立役者は今江年晶内野手だ。1点を追う9回裏二死一塁、山本が1球目に投じた145キロの真っすぐをとらえると、打球は左翼芝生席に弾んだ。球場に駆けつけた1万56人で満員となったスタンドを熱狂させた。「完ぺきな当たり。何も考えずに思い切り振り抜いた。ファンの方々のおかげです」。これには平石監督代行も「本当に素晴らしい四番の仕事をしてくれた」と手放しで称賛していた。