8月10日に一軍初昇格を果たしたドラ1ルーキーの安田尚憲内野手は、同日のオリックス戦(京セラドーム)に七番・DHで先発出場。無安打に終わったが7回に四球を選び初得点を記録した。1対2で試合には敗れたが、「思ったより緊張しなかった。明日からは勝ちに貢献できるように」と前を向いた。

　プロ初安打が生まれたのは12日の同戦。0対2で迎えた9回二死満塁で、一二塁間を抜ける同点の2点適時打を放った。12打席目でのプロ初安打初打点に井口監督も「いいところで出た。持っている男はああいうところで回ってくる」と喜んだが、試合には2対3で敗れ、未来のカモメの四番は「チームの勝利が最優先」と表情を引き締めていた。