プロ8年目で自身初の満塁弾は貴重な一撃になった。9月25日、
楽天戦(楽天生命パーク)。0対2で迎えた9回、一死満塁で打席に入った秋山翔吾外野手が森原の投じた外角高めの直球をたたくと打球は左翼席に飛び込んだ。負ければ優勝へのマジックが消滅する危機を救う逆転満塁弾で10連勝も達成した。直前の150キロを空振り。その結果を受けてタイミングを修正して「犠飛ではダメ。真っすぐが来ると腹をくくった」と言ったが、見事な打撃技術を見せた22号アーチだった。
優勝に向けて「最後まで油断はしない」と秋山。最強のトップバッターがチームを栄光の瞬間へ導こうとしている。