ついにショートの大先輩に追いついた。10月2日の
広島戦(マツダ広島)で、鳥谷敬内野手が8回に代打で先頭打者として打席に立った。強くたたきつけた打球がホームベース前で大きく弾み、遊撃手・田中の前でもう一度、高く弾んだ。グラブをはじいた打球の判定は安打となった。これで2064安打目となり、生え抜きの選手では球団最多安打で同じショートの
藤田平氏に並んだ。
「あまりそこを目指しているというのもなかったし、打てるとも思っていなかったんで。良かったです」と、いつもどおりの淡々とした表情で語った。4日の
ヤクルト戦(甲子園)にも代打出場し、中前打を放って球団記録を更新した。