火花散る「兄弟対決」が、史上初めてセのクライマックス・シリーズで実現した。
広島の田中広輔内野手と、その弟で、
巨人に在籍する
田中俊太内野手の兄弟は、マツダ広島での第1戦、兄が「一番・ショート」で、弟が「二番・セカンド」で、ともに先発出場。兄弟が敵味方で先発出場する、セCS史上初めてのケースとなった(パでは12年ファイナルステージ第1戦で
ソフトバンク・
陽耀勲投手と、当時
日本ハムの
陽岱鋼外野手が対戦したことがある)。
「幸せなこと。兄弟で盛り上げていければ」と田中広輔。第1戦では、四球で出塁して先制のホームイン。弟、俊太も負けじと反撃の1点につながる左前打と、意地のぶつかり合いを見せていた。