太陽が輝く日本一旅行先のハワイとは対照的に、12月11日、福岡県筑後市は氷雨が降っていた。ファーム施設でリハビリに励む和田毅投手。この日はブルペン入りこそ控えたが、約50メートルの距離でのキャッチボールを行うなど順調な回復ぶりを見せると、「いい感じです。もっとペースを上げたい気持ちもあるけど、寒さもあってブレーキをかけているところもあるので」と笑顔で状態を語った。
今シーズンを棒に振ることになった左肩にもめどが立った。12月に入り、すでにブルペンでの立ち投げを再開し、「投げるごとに感触が良くなっている」。年明けからは長崎で自主トレをスタートさせる予定だ。“復活”まで、着実に歩みを進めていく。