開幕を控えた1週間前に、矢野監督は理想とする野球の中心をドライチの近本光司外野手に託すことを決めた。「二番をある程度固定して組むほうが考えやすい。僕が目指す野球には、二番が大事になると思っている。今のチームで考えた中では、近本が一番それに近い」と明言した。
3月8日の
楽天戦(倉敷)から「二番・中堅」で固定していたが、オープン戦でも続け開幕もこの形を取ることになる。3月20日現在で打率.306で盗塁も5つ成功するなど俊足巧打を見せている。「嘉男(
糸井嘉男)の前にランナーを置いているって、キャッチャーだったら、やっぱりちょっとイヤ」と矢野監督。ようやく目指す矢野野球が見えてきた。