圧巻の投球を披露した。今季、先発に再転向した山本由伸投手が4月3日のソフトバンク戦(京セラドーム)の先発マウンドへ。初回先頭の牧原を152キロの直球で中飛に仕留めてリズムに乗ると、凡打の山を築く。高速カットボールに、カーブを交えた緩急自在の投球で8回一死まで無安打投球と圧巻の内容。結局、9回を投げ終えて被安打1、8奪三振の快投で強力・鷹打線に得点を許さなかった。

　ただ、打線が援護できずに試合は延長12回、0対0の引き分けに。それでも「四球を2つ出してしまったことは反省点ですが、ここまでしっかりと準備してきたことが試合に出せたと」と納得顔。今季初勝利こそ逃したが、インパクト大の快投だった。