ホーム開幕戦で待望の一発が飛び出した。4月2日の
日本ハム戦(
楽天生命パーク)、浅村栄斗内野手が、1点をリードした8回一死三塁の好機に打席へ。浦野が投じた真ん中に入ったフォークをとらえると、打球はイーグルスファンで埋まった左中間席に飛び込んだ。「試合を決める一打が出てうれしかった」。普段から冷静沈着な浅村だが、ベンチ前では珍しくガッツポーズでファンの声援に応えた。
「本調子ではない」と本人は言うが、この一発がエンジン全開へのきっかけとなりそうだ。試合後に左翼席前で行われる“勝利の儀式”では、段取りを間違えて茂木ら若手選手にいじられる場面も。「背番号3」はすっかりチームに溶け込んでいる。