会心の一発だった。4月17日の
オリックス戦(京セラドーム)で王柏融外野手に待望の初アーチが飛び出した。4月中頃になって打撃の調子を上げてきており、打順もこの日から三番に昇格。迎えた7回一死三塁の第4打席、オリックス2番手の吉田一のストレートを振り抜いて右中間スタンドにたたき込んだ。この日はこのホームランを含めて4打数4安打(1四球)と大暴れ。「自分の打撃ができている」と白い歯を見せた。
台湾球界で2年連続の打率4割に加え、2017年には三冠王にも輝いた天才打者。シーズン開幕から湿っていた「大王」のバットが、いよいよ本領発揮を見せ始めてきた。