苦しみながらも134球を投げ切った。原樹理投手が4月16日の
阪神戦(松山)で、今季チーム初完投に成功するとともに2勝目をマークした。「最後のホームランは余計だった」と本人が振り返るとおり、9回二死から中谷に2ランを許すなど、11安打5失点。それでも12安打9得点という打線の援護もあり、完投勝利にこぎつけている。
「150球でも、160球でもいくつもりだった」と原は完投に執念を見せていた。登板数が増えている救援陣を何としてでも休ませたかったというのが本心だ。同日現在、単独首位に立つ好調チームだが、9試合登板の石山を筆頭に登板過多が顕著。それだけに価値ある完投となった。