平成最後の本拠地・ヤフオクドームでの試合となった4月25日の
オリックス戦。ラストを飾ったのは、ホークス一筋16年目の明石健志内野手だった。0対0で迎えた延長10回、無死二、三塁から山崎福のスライダーをとらえた打球は右翼ポールを直撃。サヨナラ3ランに球場が歓喜の渦に包まれた。
これ以上に球場が沸いたのが、明石のホームインのシーンだ。側転からの軽やかなバク宙を披露。1986年の日本シリーズでの
西武・
秋山幸二をほうふつとさせる超ど派手なパフォーマンスだった。「秋山さんにあこがれて、サヨナラホームランを打ったらやろうと。16年間、温めてました」と明石。2月に手術した腰の全開ぶりもアピールした。