超人健在なり。今季は開幕から三番に入っている糸井嘉男外野手。打率3割前後で勝負強さも光る。4月28日の
中日戦(ナゴヤドーム)の1回表にセンターのフェンス直撃の二塁打を放ち、チャンスを作る。これが史上71人目の通算300二塁打となった。ただこれだけでは終わらない。
7回表2対2、一死二、三塁と勝ち越しの場面で打席に入り、泳がされながら粘り腰でバットでボールを拾い、一塁線を抜ける301本目の二塁打。これが2点タイムリーとなり勝利に貢献した。
「『神様! 抜けてくれ!』と祈りながら走りました」と糸井。これからも猛虎打線の中心でバットを振り続ける。