37歳のバットがエースを救った。先発の菅野が6回までに5失点し代打を送られた7回表(この時点で2対5)、岡本の押し出し四球で2点差に詰め寄り、なおも二死満塁で亀井善行外野手が左中間へ走者一掃、起死回生の逆転適時二塁打を放った。二塁ベース上でバンザイをした殊勲の男は「奇跡が起きた。祈り続けました。最高にうれしかったです」と満面の笑顔。新潟では2015年5月9日の同戦で同点打、昨季4月17日の同戦でも逆転2ランと抜群の相性の良さを見せており「もう1回、いいところを見せたいなと思っていました。うちのエースに黒星をつけさせるなんてできません」と話して新潟のG党を沸かせ、菅野に5勝目をプレゼントした。