汚名返上の2連発だった。5月23日の
楽天戦(札幌ドーム)で「二番・中堅」でスタメン出場したのは杉谷拳士内野手。前夜は9回裏に一打出れば同点の場面で三振を喫し、最後のバッターになってしまった。それだけにこの日はいつも以上に気合十分。5回に右打席で今季第1号アーチを放つと、6回には左打席で2号2ラン。左右両打席本塁打は球団では2007年の
セギノール以来だった。
それを周囲から伝え聞いた杉谷は、コメントも絶口調。「これから僕を“スギノール”と呼んでください」と手応え十分の2本のアーチに満面の笑みを見せた。チームの連敗を止める価値ある活躍で、背番号2が殊勲のヒーローとなった。