清原和博(
西武)以来、32年ぶりの快挙だ。19歳3カ月の村上宗隆内野手が5月29日の
広島戦(神宮)で四番に座ると、初回一死二、三塁の場面で右越えの3点本塁打を放った。ちなみにこの10代四番弾、清原は高卒1年目の1986年に1本、87年に11本と12本放っている。
「とにかく後ろにつなげる意識で、コンパクトに打つことを心掛けました」と村上。この日は「総合的な判断」と小川監督が話したとおり、主砲の
バレンティンがスタメンを外れた。今季2度目の四番を任された若武者は、第1打席で早くも期待に応えてみせた。チームは逆転されて泥沼の13連敗となったが、村上のバットが希望の光となる。