わずかなチャンスを、絶対に逃さない。5月29日の
DeNA戦(ナゴヤドーム)。1点ビハインドの6回裏、一死一、三塁。代打で登場した京田陽太内野手は、外角のボール球に食らいついた。ボテボテのセカンドゴロは二塁に送られ、一塁走者は封殺となったが、この間に三塁走者がかえり、同点に追いついた。
京田は打撃不振で、22日の
広島戦(マツダ広島)で、スタメンを外れて以来、堂上に遊撃の定位置を譲る日が増えていた。だが、連日の早出、居残り練習できっかけをつかもうと必死にもがいていた。そうして得た、得点機に代打のチャンス。ヒットにはならなかったが、最低限の仕事はこなした。バットでスタメン奪還へ、京田は闘志を燃やしている。