プロ6年目の九里亜蓮投手が、念願のプロ初完封を達成した。しかも無四球のおまけつきだ。交流戦最終戦の6月25日、
楽天戦(楽天生命パーク)で先発した九里は、変化球を効果的に使い、スイスイと投げてわずか107球で3安打完封。チームに今季の交流戦では初めてのカード勝ち越しをもたらした。
プロ初完封となれば、試合後は、記念のウイニングボールを手に喜びの表情……というのが定番だが、実はこの日はそれができなかった。ウイニングボールは、キャッチしたレフトの
西川龍馬がスタンドに投げ込んでしまった。「もう一度完封して、今度はもらえるようにしたい」と九里。うまく励みにして、また頑張ってもらいたいものだ。