エース復権のマウンドだった。7月17日の
ソフトバンク戦(北九州)との3連戦の最終戦、先発したのは
有原航平投手。「絶対に負けられない試合というのは分かっていた。いい流れを止めないように必死で投げました」と初回からエンジン全開。150キロを超えるストレートと多彩な変化球を丁寧にコーナーに集め、相手の強力打線を8回2安打無失点、三塁すら踏ませない圧巻のピッチングでチームを同一カード3連勝に導いた。
中4日のマウンドながらも、リーグ最速となる10勝目を早くもマーク。上沢がケガで今シーズン絶望となった中で、開幕から好調を維持する背番号16が抜群の安定感でチームの屋台骨を支えている。