プロ野球史上5度目の“珍勝利”だった。7月16日の
楽天戦(京セラドーム)。初回に一番・福田が内野安打で出塁し、犠打、野選で一死一、三塁の好機をつくると、四番・吉田正の犠飛で先制点を奪取。この1点を先発・山岡泰輔投手が8回4安打10奪三振、無失点の好投で守り抜く。チーム安打は初回の福田の1本に終わるも、1対0で勝利を飾った。初回、先頭打者による安打のみでの勝利は2000年の
広島以来、19年ぶり5度目のことだった。
スコアボードにゼロを並べた山岡は「今日はカットボールがよかった」と今季7勝目(2敗)を手に。この日を含めて15イニング無失点中と安定感が光る右腕が“珍勝利”へと導いた。