球宴での大活躍をそのまま後半戦につなげた。7月16日の
中日戦(ナゴヤドーム)で一番の近本光司外野手が2日連続で2安打を放ち、25回目のマルチ安打を記録。オールスター第2戦でサイクル安打を放った勢いをそのままに後半戦に入った。
さらに初回には中日先発の松坂から初回にいきなり盗塁を決め球団史上18年ぶりの新人20盗塁に到達し、あこがれの
赤星憲広氏に並んだ。
「はい……」。この記録達成にも試合後はこの一言のみ。というのも、9回裏の守備で追いつきそうな打球を捕球できず、チームはサヨナラ負け。この悔しさのほうが大きかったのだ。この敗戦を糧に攻守走で活躍してみせる。