週刊ベースボールONLINE

野球写真コラム

新聞の一面にはもうウンザリのこのごろ。こういうときこそ運動面に頑張ってほしい。読売・市岡忠男運動部長は巨人育ての親

 

文=平野重治


 朝刊各紙の一面下の名物コラムは、このページの原稿導入部にしばしば使わせてもらっているが、なかでも読売新聞の「編集手帳」氏の筆力と教養には感心させられることしばしば。そういうコラムの中で、今週は、2月4日付の東京新聞の「筆洗」から引用したい。コラムは「『私はいつも、新聞を運動面から読み始める。運動面には人間が成し遂げたことが記録されているからだ。一面に載っているのは、人間がしでかした過ちばかりだ』」という元米連邦最高裁長官だったアール・ウォーレン氏の言葉で始まっている。ドヤ顔の大統領の暴言ばかり読まされる一面にはもうウンザリ。運動面が恋しい今日このごろである。

 その運動面、新聞社の中では、昔から冷遇されてきたセクションだ。朝日新聞OBだった政治評論家の細川隆元氏の本を読んでいて、政治部長と運動部長の給料と部長手当にひどい差があることを知って驚いたことがあった。今年、野球殿堂入りした「ルールの鬼」故・鈴木美嶺さんは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

おんりい・いえすたでい

おんりい・いえすたでい

過去の写真から野球の歴史を振り返る読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング