BS1で大リーグ中継を見ていたら、ドジャー・スタジアムのブルペンが映った。マウンドの後ろの壁に「POWER IS NOTHING WITHOUT CONTROL」と大書してあったのには苦笑してしまった。「コントロールがなければ、いくら球威があったってダメだ!」ということだが、メジャーでもこんな“ご注意”が必要のようだ。「制球力をつけよ」というより「コントロールのいいピッチャーがいないなあ」というベンチの嘆きのようにも受け取れた。
わがNPBでも、開幕第2戦の
広島-
阪神戦[マツダ広島]で両軍合わせて26四球(9回まで。プロ野球最多タイ記録)というトンデモコントロールの競演(?)があった。コントロールというのは、乱れ始めると収拾がつかなくなるものらしい。個人の1試合最多四球は、あの
野茂英雄(元近鉄ほか)の16個。それも毎回。つまり、このコントロールで完投したワケだ。1994年7月1日の対
西武戦[西武]。しかも、野茂は・・・
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