スピードガンなき時代、その球速は150キロ台後半に達していたと言われる。
伝説の豪腕、
山口高志は1975年ドラフト1位で阪急に入団。大学、社会人を経てプロ入りした即戦力右腕は、直球一辺倒の全力投球で並み居る強打者をなぎ倒した。1年目に12勝を挙げ阪急の前期優勝、日本一に貢献し、新人王。球界のニューヒーローとしてまばゆい輝きを放ったが、栄光のときは短かった。
4年目の終盤に腰を痛めたのが原因で、8年目の82年限りで現役引退。身長170センチの決して大きくはない体を目いっぱい使う負荷の大きい投球スタイルに、入団当初から短命を予測する声は上がっていた。山口自身もそれは承知の上だった・・・
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