1973年ドラフト1位で
中日に入団した高卒右腕、
鈴木孝政は「スピードなら誰にも負けない」と自信を持つ150キロ超のストレートを武器に、3年目の75年、主に抑えとして67試合に登板し最多セーブを獲得。続く76年に最優秀防御率と最優秀救援投手、77年も最優秀救援のタイトルを受賞。まだ二十歳を過ぎたばかりのニキビ面の青年は、その強気なマウンドさばきで絶大な信頼を集めた。
ただ、当時のインタビューで本人は「落ち着いているように見えても、腹の中はいつもハラハラドキドキしています」と明かしている。試合に出発する前には必ず、寮の自室に置いてある地元・千葉の五所神社のお札に手を合わせ、調子が悪いときには・・・
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