1981年8月26日の
阪神対
ヤクルト戦(甲子園)、8回に3点を失い降板した阪神先発の
江本孟紀が、ロッカールームへ向かう途中、マスコミの前でつぶやいたとされるのが表題の言葉である。
好投していながら早い回で交代させられたかと思えば、この日は序盤で球数を費やしていたのにベンチが動かない。起用法に対する不満を吐露した一言は波紋を呼んだ。翌日、球団から事情聴取を受けると自ら申し出て任意引退に。怒りに任せた暴言が招いた不測の事態とも取れるが、そこには江本自身が持ち続けてきた信念も反映されている。
打者の胸元を突く強気の投球で頭角を現した若手時代、攻撃的なスタイルの由来について次のように語っている。
「今までにいろんなことがあり過ぎたんです・・・
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