小山正明(1934〜) 「一球を大事にしてほしい」 「針の穴を通す」と言われた絶妙なコントロールで通算320勝を挙げた小山正明。プロ初登板は
阪神入団1年目の1953年7月の
広島戦。その記念すべき第1球はキャッチャーの頭上1メートルを通過し、ノー・バウンドでバックネットを直撃する大暴投だったというから驚きである。
当時のピッチングスタイルは球界トップクラスと言われた速球を無我夢中で投げ込むのみ、というものだったが、コントロールに目覚めるきっかけがあった。
5年目まで目標とする20勝のラインになかなか届かず、思い悩んでいた小山の目にとまったのが1年先輩の右腕・・・
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