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野球名言コラム

ボブ・ホーナー「地球のウラ側にもうひとつの違う野球があった」

 


 メジャー・リーグ9年間で215本塁打を放った超大物助っ人が海を渡ってきたのは1987年。FA交渉が難航し宙ぶらりんの状態になっていた“現役バリバリ”の29歳を、ヤクルトが契約金200万ドル(約2億8000万円、推定)でものにした。

 キャンプは不参加で実戦も前年の閉幕以来なかったが、4月下旬に来日すると、1週間のミニキャンプを経て5月5日の阪神戦(神宮)でデビュー。いきなり初アーチをマークし、翌日も3本の固め打ちで度肝を抜いた。

 期待にたがわぬ大物ぶりに取材やCM出演の依頼が殺到し、「ホーナー現象」が日本を席巻。「野球は野球。日本もアメリカも野球をやることに違いはない」という言葉にもメジャーの貫録が漂っていたが、7月1日の巨人戦で吐き気を訴えベンチに下がったのを皮切りに、気分屋の本性が露呈。ファン投票で選出されたオールスターを故障で辞退し、その後も欠場や途中交代が相次いだ。「長過ぎる練習」や「早過ぎる球場入り」に不平をこぼすことも・・・

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