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木樽正明(1947〜)
「生きていることは幸せだぞ!」

 銚子商高のエースとして甲子園で活躍し、1965年秋に行われた第1回ドラフト会議の目玉として東京オリオンズに入団した金の卵。だが、プロ1年目のキャンプでヒジを痛め、その後も肩、腰とケガに見舞われ続けた。

 故障が悪化した3年目の68年はわずか5試合の登板で0勝とドン底の状態。野手転向もまことしやかにささやかれ、シーズン中に入院生活を送っていたときには本人の中にも引退がよぎったという。

 それでも・・・

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