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大田卓司[1951〜]
「そりゃあ、思い切って振ってるからさ」

 18年間の現役生活で規定打席到達はわずか2度ながら、ここぞの場面で期待に応える勝負強い打撃で“必殺仕事人”の異名を取った大田卓司。

 1969年にドラフト9位で西鉄に入団。3年目に外野守備でフェンスに激突し右肩を痛め、2年もキャッチボールができない状態が続いた。その後も腰、アキレス腱、ヒザ、太ももなどたび重なるケガに苦しめられたが、7年目の75年にパ・リーグで指名打者制が採用されると、その翌年、同部門でベストナインを受賞。

 身長170センチの小さな体ながら・・・

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