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愛甲猛[1962〜]
「プロに入った以上はゼニの稼げる男になる」



 最速145キロの速球と大きく弧を描くカーブで横浜高3年時に夏の甲子園を制した左腕は、1981年ドラフト1位でロッテに入団。背番号1を背負い、将来のエース候補として期待されたが、甲子園の外野席中段に大ホーマーを打ち込んだ打力も高評価。愛甲自身は1年目のキャンプ中に「プロに入った以上はゼニの稼げる男になる。それが投手であっても打者であってもどちらでも構わない」と語っていた。

 投手としてプレーした入団からの3年間で、一軍登板は61試合。主にリリーフとして投げ、0勝2敗、防御率6.70。3年目のオフに、自ら野手転向を申し出た。

「一生、ピッチャーにしがみついていたいとも思わなかったし・・・

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