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薬物使用した選手に厳罰を科すべき、今のままでは野放し状態に戻る

 

現地時間4月28日の試合でドジャース前田から同点の左前安打を放ったゴードン。キャンプ中から薬物反応が出ていたが、この試合後に出場停止処分になった/写真=Getty Images


 MLBでは、薬物検査で陽性反応が出ても、アピール(異議申し立て)中なら試合に出続けられる。これにまさに異議を唱えるのがタイガースのエース、ジャスティン・バーランダーだ。「不正選手が試合に出て結果に影響を及ぼすのはおかしいのではないか」と。

 ドジャース・前田健太は現地時間4月28日のマーリンズ戦で7回二死一、二塁からディー・ゴードンに左前適時打を許し、2対2の同点にされた。交代した投手が適時打とボークで2人の走者を返したため、前田の自責は「4点」になった。

 この日、一番の驚きは殊勲のゴードンの薬物による80試合の出場停止処分が試合後に発表されたこと。クリス・コラベロ一塁手と同じ(先週掲載)で、春のキャンプ期間中に、陽性反応を知らされていた。だがアピール中ゆえ、開幕から試合に出場し続けた。結果論だがあの一打がなければ前田の4月の成績は4勝0敗、防御率0.56になる。10本塁打のロッキーズのトレバー・ストーリーを抑え、月間新人王だったかもしれない。

 翌日のドジャース側の反応も興味深かった・・・

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