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トレード期限最終日に18件成立、どのチームが勝者になるのか!?

 

 今季、トレードデッドラインは昨年までの現地時間7月31日と違い8月1日だったが、その日だけで、18件もトレードがまとまった。6月1日から8月1日に成立したのは48件で史上最多である。

 特筆すべきは常勝を宿命付けられてきたヤンキースが初めて、選手を売る側に回ったこと。守護神アロルディス・チャップマン、セットアッパーのアンドリュー・ミラー、先発投手イバン・ノバ、主砲カルロス・ベルトランらを出し、若いプロスペクト(有望株)と交換した。

 チャップマンを放出し、カブスから獲得したのは19歳の遊撃手グレイバー・トーレス。攻守走そろった将来のスター候補。ミラーの交換相手では、インディアンスからはクリント・フレイジャー外野手。13年の全体5番目指名。ベルトランの交換相手のレンジャーズからはディロン・テイト投手。15年の全体4番目指名でいいスライダーを持つ投手だ。

 金にものを言わせ、大物FA選手をかき集めても勝てない。才能ある若手をファームに蓄積し、鍛えていく。ブライアン・キャッシュマンGMは新たな方向へと舵を切った・・・

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