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東京六大学リーグ戦

 

東大がワースト記録を更新する80連敗も、投打に見えた明るい兆し


 東京六大学リーグ戦は東大が開幕から慶大(0対7、4対10)、明大(3対6、0対4)との2カードで4連敗。自らの持つワースト記録を「80」まで更新した。

 だが、80連敗が決まった瞬間にも、東大ナインが下を向くことはなかった。それは、就任4季目を迎えた浜田一志監督も同じだった。

「とにかく我慢。必ず投打が噛み合って、勝利する日が来る。この秋には1勝をもぎ取ります」

 今季は、指揮官がそう言い切るだけの戦いを見せている。まずは、打線。今春は1試合平均の安打が4・3本で、得点は0.7点だったが、今秋の4試合では同5.75本、1.75得点とアップしている。笠原琢志(4年・甲陽学院)が15打数7安打(打率.467)と絶好調。過去4季は本塁打0が続いていたが、今季は主将の有井祐人(4年・新田青雲)と山本克志(2年・聖光学院)が1本ずつ放つなど、長打力も増した。「昨年から、強く振ることをずっと続けてきた。(今季は)アウトになっても、芯でとらえている打球が多い」と指揮官も手応えを口にする。

▲打線は4得点で「4対3で勝つ野球」を目指している東大。春と比べて投手力、打線も上向き。浜田監督[背番号30]は今季中の連敗阻止を誓う



 次に、投手陣。今春は1試合あたり9.8失点だったが、今秋の4試合では同6・75失点まで減っている。

 エース右腕の辰亥由崇(3年・高松)を右足首の故障で欠くが・・・

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