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明大・高山俊が117安打で高田繁氏の数字まであと10本

 

48年ぶりの安打記録更新へカウントダウン


 偉大な記録の更新に向け、いよいよカウントダウンの態勢に入った。

 明大・高田繁(現DeNA・GM)が持つ、東京六大学リーグの歴代最多安打記録「127」。明大のスラッガー・高山俊(4年・日大三)は、これを48年ぶりに塗り替えることを目指している。東京六大学史上初めて3年秋に100安打を達成して迎えた今春は、12試合に出場して2本塁打を含む17安打を放ち、通算安打数を117本とした。リーグ戦は最低でも10試合はある。今秋の更新が見込めるところまできた。

立大2回戦の第3打席でこの日2安打目を放ち、通算117本。明大の先輩・高田繁氏[DeNA・GM]の持つ127本まであと10本で4年春を終えた[写真=川口洋邦]



「今季は本数にこだわらず、一本一本チームのためにやってきた。そのなかで17本打てたのは、良かった」

 今季を振り返り、高山は淡々と語った。そして、記録への重圧について聞かれると、こう答えた。

「一本一本積み重ねていくしかないと思っていたので、そこまで重圧にはならなかった。でも、難しいシーズンだったなと思います」

 回転軸を中心に、強いスイングをするのが高山の形。今季は、その形とともに「自分」を崩さなかった。

 開幕の東大1回戦では第1打席に投手を強襲する適時二塁打を放ったものの、同2回戦と慶大1回戦では無安打が続いた。同時点で10打数1安打。だが、慶大2回戦の第4打席で満塁本塁打を放ち、16打席ぶりに安打を記録。それを境に安打を積み重ねていく。そのときも高山は・・・

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