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侍ジャパン高校代表主将の敦賀気比・篠原涼が筑波大進学



 今でもよみがえる、あのシーン。

「篠原!篠原!」

 昨夏の甲子園、花巻東高との2回戦。3対8で迎えた敦賀気比高の9回一死一、二塁の攻撃で、打席に入った篠原涼を後押しする声援が、球場全体に響きわたった。準々決勝以降ならともかく、この段階で個人名がコールされた記憶はない。

 昨春のセンバツでは北陸勢初の全国優勝を成し遂げ、選手宣誓も経験。夏は福井大会の決勝(対福井工大福井高)、明徳義塾高(高知)との甲子園1回戦で2戦連続でサヨナラヒットを放ち、リードオフマンとしてチームをけん引するなど、篠原は昨年の高校野球を彩った選手の1人だった。直後に行われたU-18ワールドカップでも侍ジャパンの主将を務め、抜群のリーダーシップを発揮した。

 高校野球を終えても、2年生以下の選手に交じってほぼ毎日練習を続けてきた。ノックにも入り、積極的に動く篠原を見て「引退してもあれだけ練習する篠原さんは、意識が高過ぎる」と後輩が驚くほど。大学の入寮前にも、センバツに出場する後輩たちの合宿に帯同。体重は高校当時より5キロ増えたが「増えた体重を、今は筋肉に変えていけたら」。準備に準備を重ね、筑波大の門を叩いた。

一流の野球と動作解析を勉強する大学4年間


 筑波大を選んだ理由はさまざまだが・・・

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