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春季東京大会

 

昨年以上の“清宮シフト“で運営側の受け入れ態勢も万全


早実の2年生・清宮は「四番・中堅」で出場した4月2日の春季東京大会1回戦[対町田高]で高校通算36本塁打を放った。目標の「80」へ順調に数字を積み重ね、2年生となっても、フィーバーは過熱するばかりだ/写真=田中慎一郎


 東京大会は春、夏、秋とも組み合わせが決定してから、使用球場の調整に入る。9会場ある中でも、早実は1回戦からすべて、神宮第二球場が割り振られた。東京都高野連・武井克時理事長は経緯を説明する。

「お客さんの安全面が第一です。混乱を避けるため、警備上もノウハウが最も分かっている場所のほうが円滑かつ、スムーズに運営できます」

 すべては“清宮シフト”。昨年4月、名門・早実に入学した清宮幸太郎は怪物スラッガーとしての実力と、抜群の知名度でかつてない動員力を見せた。春の準々決勝(対関東一高)では神宮第二球場の定員(5600人)に迫る5500人。相手の「一番・中堅」はオコエ瑠偉(現楽天)だが、まだ、脚光を浴びる前であり、明らかに清宮人気だった。さらに、5年ぶりの夏の甲子園出場を決めた西東京大会決勝(対東海大菅生高)では2万8000人の大観衆。神宮は1982年の早実・荒木大輔の“大ちゃんフィーバー”以来の盛り上がりだった。

 甲子園でも球場入りは正面でなく、ファンと接触することがない別棟の駐車場。阪神電車も臨時列車を運行させるなど、清宮は多くの人を動かしてきた・・・

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