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東都大学リーグ

 

危機感を胸にチーム結束、価値ある「秋春連覇」


日大との最終カードは勝ち点[2勝先勝]を奪えば、すでに全日程を終えていた国学院大の勝率を上回るという星勘定だった。5月25日、連勝で優勝を決め、開幕2連敗から8連勝と見事にチームを立て直した/写真=菅原淳


 やはり、亜細亜は強かった。

 5月25日、亜大が日大2回戦に7対1で勝ち、2季連続25度目のリーグ優勝を決めた。その瞬間、一塁側の亜大応援席からは緑と白のテープが投げ込まれ、選手たちはマウンドに駆け寄った。だが、胴上げはなし。野球部長を務める大島正克教授のゼミ生で、歌手活動をしている冨田真由さん(3年)が21日に東京都小金井市で刺傷され、重体となっているからだった。

 開幕の国学院大戦(4月5、6日)で連敗後、8連勝。勝ち点4で並んだ国学院大を勝率で上回り、逆転優勝した。生田勉監督は「連敗して『東都で戦える力がない』と、もう一度チーム作りをした。こういう結果になるとは誰も思っていない。正直、信じられない」と感慨深げに言った・・・

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