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春季地区大会(北海道・北信越・近畿・中国)

 

写真=前島進、田中慎一郎、藤井勝治、山田一仁

 近畿大会は5月28、29、6月4、5日に紀三井寺球場で行われ、履正社高が3年ぶり2度目の頂点に立った。同校はプロ注目左腕・寺島成輝(3年)を擁するが今春、大黒柱に次ぐもう一人のプロ注目投手が躍進を遂げた。府大会決勝でライバル・大阪桐蔭高に1失点完投(6対1)した左腕・山口裕次郎(3年)が智弁和歌山高との準々決勝で2失点(7回コールド)に抑えると、智弁学園高との決勝も5回を無失点に抑えた。エースも黙ってはいない。有田中央高との1回戦を5回無失点(コールド)と貫録を見せると、決勝では6回から救援して4イニングを無失点に抑えた。センバツ優勝校を相手に力で圧倒し、6年ぶりの夏甲子園出場へ、ダブル左腕エースを前面に戦力は整った。

履正社高は3年ぶり2度目の優勝。ドラフト上位候補の寺島[写真右]、山口の両輪を擁し、今夏こそは大阪府内のライバルを倒し甲子園を狙う


史上8校目の春夏連覇へ智弁学園高は準備万端


 一方、センバツ優勝の智弁学園高も史上8校目の春夏連覇へ調子を上げてきている。春の胴上げ投手の右腕エース・村上頌樹(3年)が、明石商高との準決勝で完封。初戦では松本大地(3年)が紀央館高との1回戦で完封と、2番手以降にもメドが立った。

センバツ優勝の智弁学園は近畿大会準優勝。エース右腕・村上は明石商との準決勝で完封し、連投となった決勝は敗れたとはいえ、V投手としての存在感を発揮してくれた


 北海道大会は5月30日から6月6日まで札幌円山球場で行われ・・・

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