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ラストシーズンでつかんだ日大・弓削隼人の信頼と自信

 

192センチ左腕が見据える「2年後」の明確ビジョン


今秋当初は主に救援だったが、安定感ある登板を重ね、終盤には1回戦の先発を任されるまでに。卒業後は強豪社会人チームへと進み、2年後のドラフトを狙う/写真=井田新輔


 勝負の世界では、努力が必ず報われるとは限らない。だが、神宮のマウンドは、日々の取り組みが認められた投手だけが立てる場所。日大の147キロ左腕・弓削隼人(4年・佐野日大高)がラストシーズンで見せた姿が、あらためてそれを教えてくれた。

 10月11日の国学院大1回戦。今季初先発した弓削は192センチの長身から角度のある直球とスライダーなどの変化球を織り交ぜ、7安打1四球でリーグ戦初完投勝利を、初のシャットアウト(3対0)で飾った。

「目の前の打者を打ち取ることを意識した。その積み重ねの結果です。外角を狙った球が決まって、打者が打ちづらそうにしてくれた」

 弓削はほとんど表情を変えずに話した。

 入学当初の球速は130キロ台中盤だった。「まず体を作って、自分が投げたい球を投げられるようにしよう」と、コツコツと練習に励んだ・・・

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