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第47回明治神宮野球大会

4大会連続4強で見えた上武大 「全員野球」の神髄

 

先輩から後輩へ継がれる打倒・六大学&東都の壁


昨春の大学選手権から今秋の神宮大会まで4大会連続で4強進出と高いチーム力を示したものの、明大との準決勝では惜しくも0対3で敗退している。谷口監督(右から2人目)も悔しそうだ/写真=川口洋邦


「ここから始まる 上武の攻撃 みんなで勝たせよう 俺たちの声で」

 神宮大会準決勝(11月15日)。明大(東京六大学代表)に1点を先制された1回裏、三塁側応援席から上武大の控え部員たちのまとまった大きな声が、神宮球場に響きわたった。

 ベンチ入り25人だけでなく、224人の全部員が一つになって戦う。上武大のモットーが、この光景に色濃く表れていた。大会に向け、谷口英規監督は部員たちに「勝ち負けよりも、ウチらしく全員が一つになろう」と言い続けてきた。ある面、それは、勝つことよりも難しいのではないだろうか。

 今秋の関甲新学生リーグで10戦全勝して5季連続29度目の優勝を果たすと、関東地区大学選手権で準優勝し、4年連続で明治神宮大会に駒を進めた。初戦は富士大(東北3連盟代表・北東北)に1対0で勝利。2回戦では名城大(北陸東海3連盟代表・愛知)に2対1で勝ち、昨春の大学選手権から4季連続となる4強入りを決めた。名城大との試合後、報道陣に囲まれた谷口監督は言った・・・

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