名将が部員に示す「執行指針」が着実に浸透
関大は神宮大会の初戦(2回戦)で明大に1対4の敗退。しかし、スコアだけでは分からない成長が詰まった一戦であった/写真=川口洋邦
「後半だけ見れば勝っているわけですから、選手たちがここまでやってきた力だと思う。よくやってくれました」(関大・早瀬万豊監督)
「前半は勝って、後半は負けという試合でした」(明大・善波達也監督)
明治神宮大会2回戦(11月13日)。2年ぶり5度目の出場となった関大(関西5連盟第一代表・関西学生)は1対4で明大(東京六大学代表)に敗れた。この一戦がスコア以上の接戦だったことが、両校の指揮官の言葉からにじみ出ている。
関大は先発した日米大学選手権代表の
吉川峻平(4年・関大北陽高)が3回に
DeNAからドラフト9位で指名された
佐野恵太(4年・広陵)に2ランを浴びるなど、3回4失点で降板。しかし、主将の松山和哉(4年・PL学園高)は「あきらめているヤツは誰一人いなかった」と言う。
4回から救援した
阪本大樹(3年・履正社高)が7回まで2安打無失点と力投し、その裏には明大2番手の
齊藤大将(3年・桐蔭学園高)から代打・松島恒陽(1年・履正社高)が適時二塁打を放って1点を返す。9回には・・・
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