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東京六大学

両打ちの強肩捕手・杉浦透(法大)が描くパイオニア精神

 

MLBドラ1とバッテリー組んだ“留学生プレーヤー”入部


父が日本人、母がメキシコ人。強肩が武器の守り、スイッチヒッターとしても非凡な打撃センスを見せる。現在は右ヒジを痛めているが、法大・青木監督は「リーグ戦でも出場のチャンスはある」と期待は大きい


 写真撮影をお願いすると、杉浦透は「メッチャ、恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべた。生まれてから19年を通じ、アメリカ育ち。昨年9月に来日し約5カ月、日本語は片言ながらも飛躍的に上達し、部員とのコミュニケーションに問題はない。母の母国語、スペイン語も堪能だ。

 2014年、法大は文部科学省から「スーパーグローバル大学創成支援校」に採択され、その一環として昨年、留学生らを対象とした英語学位プログラム(すべての授業が英語)を開設。杉浦は“1期生”として同9月、経営学部経営学科の門をたたいた。以降、授業の合間を縫って、父の実家がある横浜から練習に参加。東京六大学の部員登録は今春から。杉浦は4月入学の新1年生と合わせて1月29日、合宿所に入寮する。

「日本の生活は楽しい。野球は野球。グラウンドに出れば、言葉は関係ない」

 父・透さんは日本人、母・エリッカ・タラマンテスさんはメキシコ人。商社マンの父はメジャー・リーグの原稿を執筆するほどの野球好き・・・

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