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第29回ユニバーシアード競技大会

大学侍22人をかけた最終サバイバル合宿開催

 

昨年12月、横井前監督[東海大前監督]の退任に伴い、前回[13年、韓国]大会で金メダルへ導いた善波監督[明大監督]が「再登板」。選手たちに侍の心得をあらためて話した/写真=大賀章好


「再登板」の指揮官が描く理想の最強メンバー像


■トップチームから学んだ「戦う姿勢」

 WBC準決勝敗退の無念は、弟分の大学日本代表が台湾で晴らす。第29回ユニバーシアード競技大会(8月)に出場する侍ジャパン大学代表の選考合宿が3月21日から3日間、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかなどで開催された。昨年11月の代表候補選考合宿(愛媛)を経て、1月に32人の名簿が一次登録としてJOCに提出された。そのうちの31人(日大・太田和輝は欠席)が参加し、22人の最終メンバー入りを目指した。

 指揮を執るのは2015年の前回大会(韓国)で初の金メダルに導いた善波達也監督(明大)。任期中だった横井人輝氏が1月で東海大の監督と代表監督を退任したため、急きょ再任した。善波監督は合宿前、「投手は空振りが取れる球質や球種があること。野手は複数ポジションが守れる、走力があるなど、どんな試合展開にも対応できることを重視したい」と選考基準を明かしていた。

 初日は紅白戦の予定だったが、あいにくの雨天となり、明大室内練習場(東京都府中市)に場所を移して守備や打撃の練習が行われた。

 2日目は社会人・JFE東日本と2試合のオープン戦を実施。第1試合(0対0で引き分け)では阪本大樹(関大)が2回4奪三振。津森宥紀(東北福祉大)が1回2奪三振と指揮官の期待に応えた。第2試合(9対3で敗戦)では逢澤崚介(明大)が右翼へ2ランを放ち、持ち前のパンチ力を発揮。また、中川圭太(東洋大)は2試合で5打数3安打を打ったほか、本職は二塁だが、一塁と右翼を守って攻守でアピールした。

 3日目は約半数の選手が大会の派遣前手続きなどを行い、残りの半数が非公開で練習した。

 善波監督は「11月の合宿から一冬を越え、各自が・・・

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