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東都大学リーグ

東洋大、戦国東都でV奪回。12季ぶり17度目のリーグ制覇

 

3年間は二部で戦った東洋大だったが、今春、17度目のリーグ優勝を飾った


主将兼エース・飯田晴海が“思い”継いだ先輩からの帽子


 東洋大が戦国東都の王座に返り咲いた。だが、それはまだ通過点だ。

 5月23日、第1試合で国学院大が亜大3回戦に8対11で敗れ、7勝5敗1分けの勝ち点3で全日程を終えた。この時点で、すでに勝ち点3を挙げていた東洋大は最終カードの日大戦で連敗しても6勝4敗となるため、勝ち点3で国学院大、亜大、中大と並んでも勝率で上回ることが確定。日大戦の前に12季ぶり17度目のリーグ優勝が決まった。

 優勝会見はこの日の第2試合・東洋大対日大1回戦の後に開かれた。就任46年目の高橋昭雄監督は喜びと安堵が入り混じった表情で言った。

「長かったな。二部暮らしの3年間もムダな時間ではなかったね」

 東洋大は2011年春にエース・藤岡貴裕と主将・鈴木大地(ともに現千葉ロッテ)を擁し、リーグ優勝と大学選手権制覇(連覇)を遂げた。

 しかし、翌12年秋のリーグ戦で6位となり、専大との一部二部入れ替え戦に敗れて二部に降格。13年春からの3年間は二部で戦った。15年秋に主将兼エースの原樹理(現東京ヤクルト)が大黒柱となって二部で優勝し、一部二部入れ替え戦で駒大を破って7季ぶりに一部に復帰。昨秋は主将の笹川晃平(現東京ガス)が四番として打線をけん引し、2位に食い込み復活への土台を築いていた。

 今春は開幕の中大戦(4月12、13日)で連敗。だが、「ここから8連勝しよう」と切り替えた選手たちは亜大、専大、国学院大に連勝する。

「8連勝まであと2つ」として迎えた日大1回戦・・・

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