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第66回全日本大学野球選手権大会

全国準優勝を“財産”に。伊藤将司(国際武道大)が見据える名誉挽回の世界舞台

 

神奈川の名門・横浜高で2度の甲子園出場。国際武道大でも下級生時代から登板に恵まれ、マウンドさばきには定評がある/写真=田中慎一郎


初回先制したからこそ立ち上がりの難しさ露呈


 59年ぶりに大学日本一を遂げた立大が、本塁付近で記念撮影をする間が、国際武道大の取材タイムだった。第66回全日本大学選手権で18回目の出場にして初の決勝進出も、頂点にあと一歩、届かなかった。決勝で敗戦投手となった左腕・伊藤将司(3年・横浜高)は悔しさをにじませた。

「残念です。変化球、真っすぐが高めに浮いたところを、立教の打線は見逃さずに打ってきた」

 前日の上武大との準決勝では8回2失点。3安打に封じ、味方の延長10回、タイブレーク勝利(3対2)につなげた。今大会初登板となった中部大との2回戦では5回、打者走者と交錯し、一塁で右足小指を踏まれるアクシデント。続投志願も制球が定まらず、6回途中で降板した。準決勝では133球を投じ、立大との決勝は5日間で3度目の先発。「疲れはありましたが・・・

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