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第66回全日本大学野球選手権大会

絶対的エース卒業から這い上がったタテジマのプライド。東海大北海道、初4強の収穫

 

東海大北海道キャンパスは立大との準決勝は0対1で敗退。4年生・太田と3年生・徳橋の左腕2人を中心とした投手力に、攻撃力も活発さをアピールした/写真=田中慎一郎


痛恨の「2失策」はチームとしてのミス


 ベスト8の壁は越えた。だが、ベスト4の壁に阻まれた。東海大北海道キャンパス(札幌学生)は3年連続で出場した大学選手権の準々決勝で岐阜経済大(東海地区)に4対2と勝利。昨年の8強を上回り、初の4強進出を決めた。主将・中西郁人(4年・東海大四高)は引き締まった表情で言った。「チームの目標は日本一。ここは通過点です」。

 立大(東京六大学)との準決勝。初回に三塁を守る中西が2失策して1点を失うと、その1点を取り返せないまま0対1で惜敗した。試合後、中西の目は真っ赤だった。

「チームに迷惑をかけてしまった……。自分のミスがなければ、勝てない試合ではなかった」

 涙をこらえながらそう言った主将を、立大打線を1失点(自責点0)に抑えたエースの太田将貴(4年・駒大苫小牧高)がかばった。

「中西のせいではない。チーム全体で・・・

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